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2014.10.22 Wed
イタリア産ゴシック/ドゥーム・プログレッシヴデスメタルバンドの7th。Peaceville Records(ピースヴィル・レコード)よりリリース。

評価:☆☆☆☆☆ 名盤!
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曲目リスト
1. Anaemia ☆
2. Triesteitaliana ☆
3. Cobalt Of March
4. Bluecracy ☆
5. Architheme
6. Nascence
7. Iridescence
8. Sound Odyssey
9. Cantus Christi
10. Zenith ☆
11. Argentic
12. Deorbit ☆
ただひたすらに青く、美しいアルバム。
美麗なアートワークが表しているように、The Blueを聴いていると深い海の底へ沈んでいくかのような感覚を覚えるだろう。そこには水の冷たさとある種の温かさが同居しているように私は感じた。
Novembreというバンド自体はこの作品で知ったが、初めて聴いたときは度肝を抜かれた。これほどの構成美とメロディ、ブルータリティを合わせ持ったバンドは、それこそOpethやEmperor、Krallice等の限られたバンドだけだと思っていた。そして今作は、彼らの出した名盤とくらべても何ら遜色のない作品であるといえよう。
The Blueを、誤解を恐れずに一言でまとめると「雰囲気もの」である。美しいアンビエンスなメロディにも、荒れ狂う海のように荒々しいサウンドの中にも、一貫して暗さ・鬱々しさがある。そこに例外はなく、圧倒的なまでに統一された空気感にはリスナーを魅了する魔力がある。
また、複雑で繊細な曲構成でありながらも、フックのあるリフとメロディが随所に散りばめられているおかげで、退屈することなく深い海の底に沈んでいく感覚に没入することができる。一貫した憂鬱さとキャッチーなメロディを両立させるアレンジセンスにはさすがという他ない。
全容を理解するには時間がかかるが、琴線に触れるメロディが多いので取っ付きやすいアルバムだと思う。憂鬱な気分に浸りたい人、本格的なプログレメタルを聴きたい人にはもちろん、全ての人に勧めたい名盤。落ち込んだときに聴くと癒やされること間違いなし。
#1. Anaemia
#10. Zenith
#12. Deorbit
以上でThe Blueのレビューは終わりです。ありがとうございました。
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