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Krallice - Krallice (2008)

アメリカのニューヨーク産アヴァンギャルド・ブラックメタルバンドの1st。Profound Lore Recordsからのリリース。

Krallice-Krallice.jpg

評価:☆☆☆☆☆



曲目リスト
1. Wretched Wisdom  ☆
2. Cnestorial  ☆
3. Molec Codices  ☆
4. Timehusk  ☆
5. Energy Chasms  ☆
6. Forgiveness in Rot

このバンドほどレビューを書くのが難しいバンドもいまい。単に音像のことを説明するのならば、偏執的なトレモロリフを基軸に楽曲を二転三転させるアヴァンギャルドなポストブラックメタルになるんだろうが、それはKralliceの本質をなんら捉えてはいない。

胸に響く轟音・トレモロリフはシューゲイザー・ブラックのようにも聴こえるし、デプレッシブ・ブラックのようにも聴こえる。しかし、生々しくうごめく音の感覚が、先に上げた二つとは明らかに異なっていると教えてくれる。

荒っぽい言い方をしてしまうと、ブラックメタルの「恐ろしさ」がないうえに、少々回りくどい。しかし、美しいメロディに温かさがあるかというと、そういうわけでもない。寒々しく、メロディックなメタルとは異なる意味で叙情的であり、そして美しい。

おそらくこの理由は作曲者のMick Barr(ミック・バール)とColin Marston(コリン・マーストン)がブラックメタル畑の人間ではないからだろう。この二人が精神性ではなく、表現の手法としてブラックメタルを採用した結果、このような特異な音楽が生まれたに違いない。

アンビエンスで激情的な音像がつくり上げる風景は、2nd以降のものと比べてしまうとまだ弱々しくおぼろげであり、また、多層的な構造をしている曲は、長すぎてリスナーに冗長さをやや感じさせることもある(#6など)

それでも大した欠点はないと私は思う。なぜなら、一瞬一瞬の音が美しく、心を掴んで離さないからだ。巧みな展開によるカタルシスこそ「まだ」ないものの、「今、この瞬間の陶酔感」が非常に強いので曲の長さなど忘れてしまうだろう。

まあなんか色々書いてきたけど、要するに「俺の宇宙一好きなバンドの1stアルバムだ、聴け」ということだ。以上。


#1. Wretched Wisdom



バンドキャンプの方も貼っときます。



これでKralliceのレビューは終わりです。ありがとうございました。
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関連するタグ アヴァンギャルドプログレッシブポストブラックKrallice

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