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DIR EN GREY - Dum Spiro Spero (2011)

日本産ロックバンドの8thアルバム。レーベルはフリーウィル。

dir en grey dum spiro spero

評価:☆☆☆☆☆ 名盤!



曲目リスト
1. 狂骨の鳴り
2. THE BLOSSOMING BEELZEBUB ☆
3. DIFFERENT SENSE ☆
4. AMON ☆
5. 「欲巣にDREAMBOX」 あるいは成熟の理念と冷たい雨
6. 獣慾 ☆
7. 滴る朦朧
8. LOTUS ☆
9. DIABOLOS ☆
10. 暁
11. DECAYED CROW ☆
12. 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇 ☆
13. VANITAS ☆
14. 流転の塔

前作Uroborosから2年と9ヶ月ぶりのアルバム。

今作は前作よりも複雑で更にとっつきにくい作品となっていると思う。実質一曲目である#2はいきなりドゥーミーなリフと不協和音をかき鳴らすピアノと京氏のキチガイボーカルを織り交ぜた、スローテンポな恐ろしい曲であるし、それに続く#3、#4は前作以上にメタル化が進んだ獰猛な曲であるからだ。

また、そこかしこに導入されるメロディは前作のような美しいものではなく、生理的嫌悪感を抱かせるおぞましいものが多い。テンポチェンジも複雑になり、#5、#7に至っては最初に聴いたとき「まるでカオティック・ハードコアのようだ」まで思った。(メロディに関してはIsisやNeurosis等のポストメタル勢に影響を受けたのではないだろうか。あとTool辺り)

もちろんDIR EN GREY最大の功労者である京氏のボーカルワークも、主に邪悪な方面にパワーアップしており、ホイッスルボイスの多用にスキャット、グロウルにガテラルと目まぐるしく声が変化する。

一連の変化をまとめるならば、まさに「凶暴」の一言に尽きる。楽器隊の技術には確かにお粗末さが目立つが、単純な音圧や密度、速度では表せない「凄み」を感じられるはずである。

(余談ではあるが、V系時代や普通(?)のロック・バンド時代を追っていたファン達は次回作Archeがリリースされたときに「やっとわかりやすいアルバムが出た」と狂喜乱舞したそうな。)

しかし、楽曲の暴虐度が上がった分、美しいメロディや癒される展開は減退した。個人的にはそういった非メタル的な要素も気に入っているので、その点は私の目(というか耳)にはマイナスだと映った。

また、#9、#14を除いて邪悪な曲は終始ブルータルであり、そうでない曲はヘヴィであるものの邪悪な要素が無い。Uroborosの楽曲には凶暴さと儚い美しさが神がかり的なバランスで混ざっていたので、楽曲全体の構成に重きを置く人にとっては前作の方を好むのではないかと思う。

逆に、勢いや荒々しさを追い求める人は今作のほうが気に入るはず。どちらにせよ、UroborosとDum Spiro Speroは傑作であると勝手に思っているので、私は強くこの二つをオススメする。

個々の要素で見れば他バンドに影響を受けてはいるものの、それらを見事に消化して己らの血肉としており、アルバム全体で見渡せば両作はオリジナリティの塊であるので、騙されたと思って一度聴いてみてはいかがだろうか。


#2. THE BLOSSOMING BEELZEBUB



#9. DIABOLOS



#13. VANITAS
バラード枠から一つ



Dum Spiro Speroのレビューは以上です。ありがとうございました。
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