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Anaal Nathrakh - In The Constellation Of The Black Widow (2009)

イギリス産インダストリアルブラックメタル/グラインドコアバンドの5th。キャンドルライトからのリリース。

anaal nathrakh in the constellation of the black widow

評価:☆☆☆☆☆ 名盤!



曲目リスト
1. In the Constellation of the Black Widow ☆
2. I Am the Wrath of Gods and the Desolation of the Earth Music ☆
3. More of Fire Than Blood ☆
4. The Unbearable Filth of the Soul
5. Terror in the Mind of God ☆
6. So Be It ☆
7. The Lucifer Effect ☆
8. Oil Upon the Sores of Lepers
9. Satanarchrist ☆
10. Blood Eagles Carved on the Backs of Innocents ☆

悩みがあって気分が晴れない、睡眠不足でやる気が出ない、ストレスが溜まってイライラしている。そんなときに聴いて欲しいのがこのIn The Constellation Of The Black Widow
聴き終わる頃には大抵のことがどうでも良くなっているか、頭がおかしくなって死んでいるであろう。

ブラックメタル由来のドカドカうるせぇ打ち込みブラストビートと叙情性と攻撃性が完璧なバランスのトレモロリフ、インダストリアルっぽいやや加工された
V.I.T.R.I.O.L(ヴィトリオール)のキチガイボーカル、グラインドコアばりに汚いノイズまみれの荒々しいミックスが、それぞれとてつもない相乗効果をもたらし、見事にエクストリームミュージックの金字塔とも呼べる凄まじい名盤が誕生した。

これでもかと言わんばかりに強力な曲が揃えられており、どの瞬間を切り取っても猛烈なインパクトを残していく。この吹っ飛びっぷりは聴いてもらえば一発でわかると思う。とにかく半端じゃない。

まず目(耳)を引くのはヴィトリオールのボーカルワークだろう。ギャーギャーうるさいスクリームや呪詛のようなグロウル、泣き叫ぶかのような奇声に野獣のような咆哮、更にはオペラチックなクリーンボイス。色々な声を自在に操る彼のテクニック、表現力はブラックメタル界隈でも随一なのではなかろうか。

そしてもっと凄いのがもう一人のメンバーであるIrrumator(イルメイター)ことMick Kenneyさん。ギター、ベース、ドラム打ち込み、その他プログラミングは全て彼が担当している。

つまり、このうるさすぎるブラストビートや緩急のついた曲展開、邪悪かつメロディアスなリフや歌メロの構成なんかは全部この人が頑張った賜物ということである。一つ一つのフレーズセンスもさることながら、曲展開の上手さに私は感動させられた。

例えば#3の曲は、暴虐的なリフとブラストビート、キチガイボーカルでテンションを高めていきながら、それが最高潮になったタイミングで叙情的な「サビ」を繰り広げるという王道な曲展開であるが、一つ一つのフレーズが素晴らしく、また静と動の演出が上手いので安っぽさが無く非常にかっこいい。

EmperorのIhsahnを彷彿とさせるヴィトリオールのクリーンボイスには神々しさすら感じるし、メロディアスなトレモロリフは口ずさめるほど印象的で何度でも聴きたくなる。というかもう理屈抜きでかっこいい。

他の曲も基本的には似通った展開をしているが、やはり個々のフレーズと緩急の付け方が一級品であるため、どれも名曲佳曲に仕上がっている。この名曲群をほぼ一人で作ったケニーさんは本当にすごい(小並感)。

余談だが、彼は他のも4つほどのプロジェクトやバンドでも活躍している(しかもほぼ主催)。Anaal Nathrakhは一年~一年半のペースでフルアルバムをリリースしているが、そんなペースで働いているケニーさんが過労死しないかちょっと心配である。

話が逸れた。34分というプレイタイムの短さながら、密度は並みのブラックメタルの数倍であるので、この手の音楽が好きな人ならきっと満足できるはず。

このアルバムがAnaal Nathrakhの最高傑作であり、ブラックメタルどころかエクストリームミュージック全体で見ても超一流の名盤であることが伝われば幸いである。


#3. More of Fire Than Blood



#6. So Be It



#10. Blood Eagles Carved on the Backs of Innocents
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| ☆☆☆☆☆ | 13:31 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

初コメントです。
やっぱり、このアルバムはアナールのディスコグラフィーの中でも特に素晴らしい出来ですね。昨年の新譜はインダストリアルやブレイクダウンの主張が多め&強めで、殺傷力が弱まった感があって、少し残念でした。是非、生でライブが観てみたいバンドです‼︎

| hutaotoshi | 2015/08/23 11:28 | URL |

Re: タイトルなし

はじめまして、コメントありがとうございます。
アルバム単体で見れば素晴らしくても、5thとくらべてしまうとどれも見劣りしてしまうというのは私も感じていますね。
Anaal Nathrakhは来日したら絶対にライブに行きたいバンドの一つです。東京オリンピックまでには来日してほしいですね~

| ムラサメ | 2015/08/25 23:35 | URL |















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