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Protest The Hero - Volition(2013)

カナダ産プログレッシブ/メタルコアバンドの4thアルバム。

protest the hero volition

画像検索で手頃な画像が無かったので自分で用意しました。反射ェ・・・

評価:☆☆☆☆☆ 


曲目リスト
1. Clarity
2. Drumhead Trial ☆
3. Tilting Against Windmills
4. Without Prejudice ☆
5. Yellow Teeth ☆
6. Plato’s Tripartite
7. A Life Embossed ☆
8. Mist ☆
9. Underbite
10. Animal Bones
11. Skies ☆

カナダの変態紳士Protest The Heroが、ファンからクラウドファンディング(募金みたいなやつ)を受けて制作した二年ぶりの新譜。新譜といってもリリースされたのは去年だけど。

このアルバムの製作途中にドラム担当のMoe Carlson(モウ・カールソン)が学業に専念するという理由で脱退し、あわや制作延期かと思われたが、なんとサポートメンバーにLamb Of GodのChris Adler(クリス・アドラー)が参加してくれた。そのおかげか、前作よりもドラムが大幅にパワーアップしている。特に切れ味のあるバスドラが心地良い。


Volitionは前作Scurrilousの延長線上のサウンドに、初期の頃に回帰したかのような曲が多い。大きな違いは上で書いたようにドラムが変わったことと、曲の個性が出たことか。

前作は似たような曲が多かったので、アルバムを通して聴いていると飽きてしまうという課題があったが、今作ではそれを見事に乗り越えている。#8 Mistや#11.Skiesのような、今までに無いドラマチックな曲も増えた。ただ、複雑な曲展開のものが多いので上手く言葉で表現するのが難しい。この辺りは下にいくつか貼った音源を聴いて確かめてほしい。

#1. Clarity
アルバム中最も大人しい曲。テンポが彼らにしてはちょっと遅目で、ギターもあまりピロピロしない。だがボーカルのRody(ロディ)がとにかく歌いまくる。普通は間奏入れるだろうってところまで歌う。変態が優等生のフリをするとこうなるんだなという感じ。

#2. Drumhead Trial
疾走曲その一。少しズラしたリズムのイントロから始まり、凄まじい速度で突き進む。Clarityで大人しかった姿はどこに行ったんだとばかりに、全パートが暴れまわる様は紛うことなき変態。ほとんどギターソロみたいなリフなのに全然クドさが無く、爽やかに聴こえるからすごい。
緩急のあるテンポチェンジやダイナミックな曲展開には今までのProtest The Heroにない老練さを感じる。

#3. Tilting Against Windmills
独特の間がある、印象的なリフの光るグルーヴィーなナンバー。こういうタイプの曲はScurrilousにもあったが、残念ながらリフがちょっとつまらなかった。しかしこの曲はリフがカッチョいい! 派手な曲の多いVolitionの中では埋もれがちだが、いぶし銀のような渋さのある曲だと思う。

#4. Without Prejudice
50年代のカートゥーンみたいなSEから始まる超爆走曲。緊張感のある前半から、ベースソロをはさんで一気に盛り上がる後半へと怒涛の展開を楽しませてくれる。ロディのボーカルとピロピロしまくるギター、そして中盤から存在感をアピールするベースが熱いキラーチューン。

#5. Yellow Teeth
前曲から繋がる疾走曲。前曲ほどの早さはないが、こっちはサビへの展開とアレンジの緻密さで魅せてくれる。特に斉唱からラストへかけての展開が良い。

6. Plato’s Tripartite
珍しくギターソロらしいギターソロが入る曲。高らかに歌い上げるロディのハイトーンが素晴らしい。ただリフが面白く無いのともたついてるような曲展開がちょっと微妙に感じる。

7. A Life Embossed 
サビでエモくなり、それ以外でブルータルに疾走する典型的なメタルコアな曲。ネオクラ的なフレーズが出ると同時に凶悪なグロウルが飛び出してくるが、今作はゲストが多いので誰が歌っているのかわからない。声質がロディっぽいなあとは思ったけど。

8. Mist 
一瞬メロコアかと勘違いするくらいポップな曲。どうやらこの曲はエモすぎてファンの間でも賛否両論のようだけど私はこのアルバム中で一番、いやProtest The Heroの楽曲で一番気に入っている。溢れる爽快感の中に哀愁が隠れていて、題材となっているニューファンドランド島に対する愛を感じられる一曲。

"Yes, I be a Newfoundlander B’y. Not by birth, but in my heart. Yes, I be a Newfoundlander B’y."

という一節がまた泣かせてくれる。ヴァイオリンの旋律のあとにくるピアノとアコギのインストも最高な一曲。
最近になってMistのMVが公開されたので下に張りました。

9. Underbite
ギターがとにかくピロピロする忙しい曲。意外とメロディアスに聴かせる所もあり、疾走曲のアレンジがピロピロ一辺倒で無いことを証明してくれる。ラストのダミ声どうやって出してるんだ……

10. Animal Bones
2nd Fortressの頃のような楽しいノリの曲。中盤で2ndの名曲Sequoia Throneのフレーズが飛び出してくる。なんと歌詞まで完全に一緒。あの頃の曲を今のPTHがやるとこうなるのかーというのがわかる。

11. Skies 
他の楽曲にあった「おふざけ感」の一切ないシリアスな名曲。緊張感のある疾走、多層的でドラマチックな展開、ボーカル含めた楽器隊が全ての技を駆使したかのようなテクニカルなアレンジが炸裂する。特にメロディの美しさはその辺のメロスピ、メロパワバンドが束になってかかってきても敵わない。バンド史上最高傑作であるVolitionのラストトラックにふさわしい壮大なナンバーだと思う。


個人的に思い入れの強いアルバムだったのでレビューを書くのに苦戦しました。名盤と呼ぶにはまだ少しインパクトが足りないと思いますが、素晴らしい出来であることは間違いありません。ちなみに、このアルバムの全ての楽曲はyoutubeで公式配信されています。

試聴して気に入ったら買ってみてはどうでしょうか。


#8 Mist



Mistのミュージック・ビデオ



#2. Drumhead Trial



以上でVolitionのレビューは終わりです。ありがとうございました。
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